昆虫を食べる人
昆虫食
人間が食べる昆虫
ここは森の奥深く...。小さな昆虫たちが何か秘密の会議を行っています。
皆さん!みなさん揃っているようですね、では会議を始めましょう。
今日の議題は、人類がついにわれわれ昆虫を正式に食べ始めたことです。
私たちイナゴは、日本では茹でてご飯にされ、メキシコでは揚げてチャプリネンとして食べられ、タイではカリカリに揚げられて手足をもぎ取られて噛まれます。しかし、私たちを食べるのは特定の国の人間だけではないでしょうか?
議長!
異議あり!議長!中国やタイ、東南アジアでは、蝉は食べ物として扱われています。
「蝉の蛹フライ」は蝉の幼虫をカリカリに揚げてワインのおつまみとしていただく料理です。
人間は、私たちセミが何年も地中にいて、やっと地上に上がってきたときに捕獲し、皮を剥ぐ。私たち大人だけではなく、子どもたちも犠牲になる、絶対に許せません。私たちに必要なのは人権ではなくセミの権利だ!
おいらたちカメムシはちょっと怖いけど、メキシコの一部地域の祭りでは人間にこんな風に食べられちゃうんだぜ!時には生で、時にはサルサや他の料理に混ぜられてな。聞くところによると、おいらたちカメムシのユニークな味わいが、人間たちにはとっても貴重らしいぜ
われわれタランチュラは猛毒を有しているのにもかかわらず、アジアや南米、オーストラリアでも人間に食われている。人間たちはオレの身の詰まった腹が蟹の味に近いといってむさぼり食うんだ!本当に恐ろしい奴らだ!
わしらハエの幼虫も人間たちに狙われてるぞ。栄養価が高く、将来的には牛肉や豚肉の代替肉になる可能性があるとオーストラリアの大学で発表されたんだ。本当に恐ろしいやつらだ。